売却価格はどうやって決めるの?

売却の価格で難しいのは、これという価格設定の基準がないという点です。
なのでほとんどの場合は、相場が基本となります。
また築年数や建物の状態、周辺環境やその時の景気などの様々な要因から価格が成り立っています。
自分が購入した価格が基準にはなりません。
相場より安い価格で設定すると損をしてしまう可能性もあれば、高い価格に設定してしまうと
売りたいのに売れないという状態になってしまいます。

購入希望者と売却希望者のバランスにより価格の相場が決まってきます。

公示価格・相場を知る

不動産売却価格を決める際、国が発表する公的な土地価格(公示価格や固定資産税評価額等)も
基準の一つになります。
ただ実施はそれを基準として価格が決められることはあまりありません。この公的な価格基準には、
建物の外観や内装の修繕履歴や日当たりといった不動産価格に大きく影響を与える要素を
含んでいないためです。

不動産会社に査定を依頼する

おおよその相場や公示価格が分かれば、最終的に不動産会社へ不動産の売却を依頼します。
不動産会社は2種類の査定方法を行うことができます。

①簡易査定(机上査定)

ネットやお電話等でお客様の不動産情報を伺い過去のデータを参照して
金額を算出します。

メリット
回答まで時間がかかりません。
デメリット
建物の状態等を考慮していないので、売り出し価格とは誤差が生じます。

②実査定(訪問査定)

担当者が実際にお客様の不動産へ訪問し、建物の状態や設備・
周辺環境等を調査して売却価格を算出します。

メリット
簡易査定よりもより厳密な価格を知ることができ、また担当者と実際に話をすることができるので今後の流れなどの相談もすることができます。
デメリット
訪問日程の調整等、算出までに時間がかかる場合がございます。

  POINT!  売却依頼をする会社と担当者、査定額の適正価格がポイント!

実査定を行っても不動産会社によって査定額が変わることが多々ございます。
また不動産には定価がないので、高い査定価格ならいくらでも出すことができます。ただ高い査定額を出したからといって、その会社がその価格で売れる保証はありません。
売れ残り続け結局適正価格を下回る価格で売却することになってしまったという話も…。
大事なのは、売却依頼をした会社・担当者が信頼できるか、また算出された査定額が本当に売れる価格なのかです!